パテック研修報告 その4


続いて訪れたのが

先ほどのフルキガーのちかくにある
パテックフィリップ・ラショードフォン工場。
ここには残念ながらスケジュールの事情で
中には入れませんでした。

ラショードフォンは時計制作で有名な町ですが

パテックフィリップもこの場所に新たに工場を建てました。
外観から新たに手がけた、珍しい工場と言えます。
この建物には実は3社が別々に入っているそうで
1,ケースやブレスレットを作る工場
2,磨きをする工場
3,ダイヤセッティングをする工場
で、それぞれ入り口も分かれているそうです。
ものを運搬するためのエレベーターと倉庫は1つで
3つの工場で共有しているそうです。
なかなかおもしろい構造ですよね

こちらも、周りの風景はこんな感じです。
このラショードフォンはジュネーブから車で2時間ぐらいの場所にあるのですが
プラレンワッツ本社の周りに
せっかくだったらこういう工場をつくった方が効率がいいのでは、、、
という質問をぶつけたところ、
やはり長いスイス時計づくりの歴史で、時計職人(ケース職人やダイヤセット職人など)が
この土地に根ざしていて、
ジュネーブのようなうるさい町中には住みたくないし、働きたくない、
と思っているそうです。
なので、そういう人たちが集まっているこの地に
あらゆるメーカーが工場を建てていってるそうです。
日本では考えられませんが、おもしろい話だなぁと思いました。
片道2時間かけて通っている首都圏の方とかいらっしゃいますよね~

写真の左側に見えるのも別の会社の工場です。
ここからはカルティエの工場も近いですし、
タグホイヤーやブライトリングの工場もこの辺です。
全ての建物が同じ向きにつくられているのは
直射日光じゃない自然光を一番窓から取り入れられる方向で
つくられているからだそうです。
時計職人にはものすごく大事なものなんですね~

車の向こうに見えるのはジャケドローの工場。

そしてこの通りの名前をよく見ると
「トゥールビヨン通り」!
さすがです。。。

ちなみに僕らが乗っていたバスの
ナンバープレート。
左にスイスの国旗と右にジュネーブ市の紋章。
ジュネーブシールのまんまです!(あたりまえですが。。)
カッコイイマークですよね、いつ見ても。